毎日の食事を自分で作らなくとも用意してもらえる食材宅配はとても便利なサービスですが、ご飯もついている必要があるのか、コスト面なども考えると悩むところですよね。
そこでここでは、おかずのみの宅配弁当のメリットやデメリットについて紹介します。
おかずのみの宅配弁当の選び方は?
栄養のバランスを考える
現在行われているほとんどの宅食サービスでは、栄養バランスについては専門の栄養管理士が監修しており、そこまで気にする必要はありません。
ただし一口に栄養バランスと言っても利用者が高齢者か、それともカロリー多めのほうが嬉しいアスリート的な生活をしている人かどうかでも微妙に変わってきます。
各社がどのようなサービスを誰向けに提供しているのか、自分に合っているのかをあらかじめチェックしておくことは大切です。
実際に試食をして味やボリュームを確認
食材の拍はいサービスでは、現在大手を中心にほとんどのものが無料でお試し可能となっています。
カタログだけでは味やボリューム感についてはわからないものも多いですよね。
味も見た目でイメージしたものとは微妙に違うこともありますし、写真はもっとも見栄えが良いものを採用するので、盛られ方なども実際には違うことがあります。
また実際に食べてみないと満腹度もわからなかったりしますよね。
そういう時のために、まずはお試しすることをおすすめします。
価格など条件面は希望にかなっているか
宅配弁当を注文する際には、送料や一食分の価格、最低注文数などの細かい条件があります。
一見すると安そうに見えても、実は自分の地域では送料が多めにかかったり、また一食分は安くなっているのに、自分が必要とする以上の数を注文することが決まっていたりすることがあるので、価格面などの条件はきちんとチェックしておいたほうが良いでしょう。
特にコストを意識したい人は、一日当たりにかかる値段なども計算しておくと良いです。
配達条件もチェック
また価格面等での条件が合っていても、実際に利用してみると配送の形が自分に合っていなくて使いづらかったということもあります。
まず大事なのは住まいが配送エリアにきちんと含まれていること。
この条件が合わなければ、そもそも契約することができません。
そして受け取り方にも直接受け取る方法の他、置き配や店舗受け取りなどもあるので、自分に合った方法があるか見ておきましょう。
他にも配達頻度など、留守にしがちな人は要注意です。
おかずのみの宅配弁当ランキング
ナッシュ
公式:https://nosh.jp/
1食の料金 | 599円~ |
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送料 | 814円~ |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 手渡し |
ナッシュは糖質を控えることをポイントの一つとしている宅配弁当です。
6食からの注文が可能で、価格は平均的ですが味に関して平均以上の評価を受けています。
また配送の頻度を選択でき、配送日には事前にメールが送られてくるのでわかりやすく、スキップも公式サイトで簡単にできるので使い勝手に定評があります。
ヨシケイ
公式:https://yoshikei-dvlp.co.jp/
1食の料金 | 640円~ |
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送料 | 無料 |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 置き配あり |
メニューの種類が豊富で、バラエティ豊かな種類の中から好みのものを選べるのが特徴です。
価格、美味しさ、ボリュームなど全体の項目で平均より上回っているという評価が多く、どれか迷った時にはここにしておけば大きな不満はないでしょう。
また他にはあまりない置き配を選択できるのもポイントで、不在がちな人におすすめです。
まごころケア食
公式:https://magokoro-care-shoku.com/
1食の料金 | 461円~ |
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送料 | 無料 |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 手渡し |
主に高齢者向けの制限食を取り扱っているのが特徴で、ヘルシーで安全なメニューが期待できます。
ただそうしたこともあって味付けは薄めのものが多く、年齢の若い家庭や濃いめの味付けを求める人には合わない部分もあるかもしれません。
量的にも少なめなので、たくさん食べたいという人は慎重に選ぶ必要があります。
食のそよ風
公式:https://shokunosoyokaze.com/
1食の料金 | 426円~ |
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送料 | 980円(定期購入は無料) |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 手渡し |
やわらかめのおかずや、栄養バランスの取れたメニューを重視しているのが特徴の宅配弁当です。
送料が定期購入ならば無料で配送頻度も選択が可能など、利便性や安さ、そしてボリュームについても利用者からは高い評価を得ています。
ただ味に関しては平均から少し下回るといった評価もいくつか見られ、好みによって左右される部分も多いようです。
ベルーナグルメ
公式:https://belluna-gourmet.com/pg/takuhaiokazu.html
1食の料金 | 366円〜 |
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送料 | 880円 |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 手渡し |
ベルーナグルメは料金に関しては平均的ですが、味つけの評価が高い点が特徴です。
また塩分やカロリーなどが異なるメニューを選ぶことができ、定期購入を利用すれば送料や価格を抑えることも可能です。
ボリューム面でも十分という声は多いですが、一方でカタログと比べると野菜が小さめだったといった声もあります。
タイヘイファミリーセット
公式:https://www.familyset.jp/
1食の料金 | 506円~ |
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送料 | 715円~ |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 手渡し |
タイヘイファミリーセットはこれまで5300万食を提供してきたという経験と実績が特徴の宅配弁当です。
ヘルシーメニューや高齢者向けの制限食などメニューも豊富な種類の中から選ぶことができます。
すべての食品が無添加、無着色という点を売りにしており、安全面を心配する人にとっても使いやすいと言えるでしょう。
まごころ弁当
公式:https://www.magokoro-bento.com/
1食の料金 | 594円〜 |
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送料 | 無料 |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 手渡し |
主に高齢者向けの制限食を扱っている宅配弁当です。
ボリュームを選択できるので、最近食が細くなっている人にとっては無駄も出すことがなく嬉しいところでしょう。
一般に冷凍食品の場合はクール便となるので送料が加算されますが、それも含めて無料という点はリーズナブルです。
全体に味付けは薄めなのでその点は気をつける必要があります。
ライフデリ
公式:https://lifedeli.jp/
1食の料金 | 475円~ |
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送料 | 無料 |
管理栄養士の監修 | あり |
保存方法 | 冷凍 |
宅配エリア | 全国 |
受け取り方法 | 手渡し |
高齢者向けの他、糖尿病や腎臓病など食事制限が必要な人に向けたメニューも豊富な点が特徴です。
食材の8割が国産で、スーパーも経営しているライフならではの、原材料を一度に大量に仕入れるからこそのコストの抑制も魅力です。
価格の割に美味しいといった声も多く、特に高齢者や治療中の方にとっては満足度の高いサービスだと言えるでしょう。
目的別・おかずのみの宅配弁当を紹介
安さ重視で選ぶならヨシケイ
数ある食材宅配サービスの中でも平均価格が安く設定されており、送料も全国無料となっています。
配達の時間指定ができない代わりに置き配の選択が可能なのが便利な点で、価格面や配達面で宅配弁当にハードルの高さを感じる人にとっても使いやすいのが特徴です。
初回限定での割引サービスもあり、お試し的にまずは安くはじめたいという人におすすめです。
美味しさ重視で選ぶなら三ツ星ファーム
名前からも伝わってくるように、何よりも食のおいしさを重視しているのがポイントの宅配弁当です。
有名料理店のシェフや料理人がメニュー監修を担当しており、ボリュームも味も十分ながら、それでいて栄養バランスもきちんと考えて作られています。
好きなメニューを自分で選ぶことができるので、自宅にいながら高級レストラン感覚を楽しむことができます。
高齢者の方におすすめならやわらかダイニング
単純に高齢者向けと言っても、年齢や状況によって人それぞれ個人差がありますが、こちらのサービスでは例えばやわらかさも三段階で選べるのが有難いところ。
専門の管理栄養士に相談に乗ってもらうこともできるので、それぞれの状況に合ったものを選べるのがポイントです。
それでいて味にも定評があり、健康かつ幸せな食生活を送ることができます。
おかずのみの宅配弁当を利用するメリット
栄養バランスの整った食事が簡単に摂れる
たとえば毎日自炊をする場合、いつも外食をするよりは健康的ですが、毎食ごとに栄養バランスを考えるのも大変ですよね。
しかし宅配弁当ならば栄養バランスも管理栄養士がしっかりと毎食計算しているので、こちらで気を使わなくてもただ送られてくるものを食べるだけで、十分な栄養を摂取することができます。
毎日の栄養バランスを考えるのが面倒という人におすすめです。
毎日の献立にも悩まない
栄養と同じように、毎日のメニューを考えるのも自炊では大変です。
仮に良いメニューがあったとしても毎日それが続けば飽きてしまいますし、特に家族のご飯を用意しなければならない主婦だと、常に新しい献立をチェックしないといけない苦労があります。
しかし宅配弁当ならばそうした面倒も肩代わりしてくれるので、毎食ごとに飽きの来ない新鮮な気分を味わえます。
食材の買い出しや調理する必要がない
自宅でおかずを毎日作っていると、食材の買い出しや調理も全部自分で賄うことになります。
移動手段やコスト、時間ももちろん必要で、買い出しには天気や季節も関わってくるので、いつでも楽にできるというわけではありません。
その上で毎日調理の手間もあると考えると、それらを全部省くことのできる宅配弁当はとても便利だと言えます。
ご飯のコストを省ける
人気の食材宅配にも様々な種類がありますが、完全に配送されるものを食べるだけで良いものは、ご飯もついているのが基本です。
しかしご飯ならば家でも炊くことができるので、わざわざ用意される分の料金がもったいないと感じられてしまいますよね。
そこでご飯の分はカットできる、おかずのみの宅配であればリーズナブルな利用も可能なのです。
一人暮らしの場合は食材も余らない
家族がそれなりの人数ならば、食材を買う時でもそこまで量を難しく考える必要はありません。
全員に配分したり、また次に回すなどして上手く消費していくことができるでしょう。
しかし一人暮らしの場合にはそうもいかず、せっかく安く買えても余らせて無駄になってしまうことも。
宅配弁当ならば人数分のものしか送られてこないので、そうした無駄も無くなります。
おかずのみの宅配弁当を利用するデメリットは?
ごはんや汁物は自分で用意する必要がある
おかずのみの場合は、当然ご飯や汁物などは省かれています。
そのため毎食ごとにご飯や汁物は自分で用意しなければなりません。
その分料金的にも安くなっているわけですが、宅配の便利さを知ってしまうと、使っているうちにご飯を用意することも面倒になってくるかもしれません。
そうした場合には、ご飯つきに切り替えるのも一つの方法でしょう。
自炊よりも割高になってしまうことも
宅配弁当は外食などに比べれは価格は低めに設定されています。
とは言え、調理や食材、メニュー考案や配送コストなども含めると、安く抑えるにも限界があります。
逆に自炊の場合は基本的に食材にかかる値段のみなので、安売りなどもうまく使えばかなりコストを下げることも可能です。
その点で自炊に比べるとやはり割高になってしまうこともあります。
まとめ
おかずのみの宅配弁当はコストを低く抑えることができ、メニューも豊富で栄養バランスの取れた美味しいご飯を毎日食べることができます。
デメリットなども考えた上で、ライフスタイルに合うようならば利用してみるのも良いのではないでしょうか。